御朱印とは、神社仏閣でいただける宝印などの印影のこと。
印影だけでなく、神社の名前や本尊の名前、日付などを墨書きしていただけることが一般的で、これらをまとめて御朱印と呼んでいます。
朱色の印影であることから、御朱印と呼ばれるようになったものと思われます。

ちなみに、御朱印という名称で呼ばれるようになったのは、どうやら昭和初期のことのようです。
古今御朱印覚え書を運営されているkokonkomainu様の研究成果によれば、大正時代には御朱印という名称は使われておらず、また統一された呼び名もなかったそうで、大正時代の末から昭和10年頃にかけて御朱印という呼び名が一般的に使われるようになった考えられるとのことです。
資料を用いて説明されていますので、興味のある方は古今御朱印覚え書をご一読ください。

なお、仏教寺院では納経印と呼ばれることもあります。
これはそもそも、御朱印が写経や納経札を納めた証としていただいたものを由来とするからだそうです。

写経や納経札を納めた証と聞くと何だか難しそうに感じるかもしれませんが、現在では、神社仏閣への参拝の証として誰でもいただくことができます。
スタンプラリーと呼ぶと語弊がありますが、御朱印を収集することによって神仏や日本の宗教に対する理解が深まりますし、歴史や文化への造詣も深まります。

最初は旅の記念としていただくのも良いのではないでしょうか。
宗教行為として始まったものですから、敷居が高く感じられるのはよく分かりますが、あまり深く考えすぎず、少しでも興味を持たれたのなら御朱印収集を始めていただきたいなと思っています。

得られるものはたくさんありますよ。

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